2025年1月8日放送の「超ホンマでっか!?TV」2時間スペシャルでは、「運を科学する!自力で運を上げる方法SP」と題し、ゲストに香取慎吾さんと指原莉乃さんを迎え、専門家たちが科学的視点から運気を上げる方法を紹介しました。
新しいことへの積極性が運を引き寄せる:中野信子先生
脳科学者の中野信子先生によれば、新しい物事に対してオープンで積極的な人は、運を掴みやすい傾向があります。特に「推し活」などで新たな魅力を発見し続けることで、ドーパミンの分泌が促進され、やる気が高まるとされています。例えば、江戸時代後期の大名・島津重豪は、西洋文化を積極的に取り入れ、新たな政策を次々と実施しました。このような新奇探索傾向が高い人は、常に新しい刺激を求め、成功を収めることが多いとされています。一方で、新奇探索傾向が高い人は、浮気率が高いというデータもあり、異性にも常に新しさを求めてしまう傾向があるとされています。新しいことへの挑戦は、脳に刺激を与え、ドーパミンの分泌を促進するため、やる気や快感を得られるとされています。しかし、過度な新奇探索はリスクを伴うこともあるため、バランスを考慮することが重要です。
人間関係の見直しで運気アップ:中野信子先生
良い運を引き寄せるためには、周囲の人間関係も重要です。中野先生は、「この言い方引っかかるな」と3回感じたら、その人との縁を見直すタイミングとアドバイスしています。具体的な例として、職場で同僚からの発言に違和感を覚える場合が挙げられます。例えば、会議中に意見を述べた際、同僚から「そんな考え方はおかしいよ」と否定的なコメントを受けたとします。最初は気にしなくても、同様の発言が繰り返されると、自己肯定感が低下し、ストレスが蓄積されます。このような状況が3回続いた場合、その同僚との関係を再評価し、必要であれば距離を置くことや、直接コミュニケーションを取って改善を図ることが推奨されます。人間関係の質を高めることで、精神的な安定が得られ、結果として運気の向上につながります。
自己イメージの向上が幸運を招く:美有姫先生
印象行動学の美有姫先生は、自撮りアプリで撮影した“盛った写真”を部屋に飾ることで、自信がつき、外向的になり、運を引き寄せやすくなると提案しています。具体例として、ある女性が自撮りアプリで撮影したお気に入りの写真をリビングに飾ったところ、毎日その写真を見るたびに自己肯定感が高まり、友人や同僚との交流にも積極的になりました。その結果、新たな人間関係が広がり、仕事やプライベートでのチャンスが増えたといいます。
このように、自分の魅力を再認識できる写真を日常的に目にすることで、内面的な変化が生まれ、ポジティブな行動につながるのです。さらに、自分自身の写真を部屋に飾ることは、自己認識を深め、精神的な安定やモチベーションの向上にも寄与します。日常生活の中で自分の写真を目にすることで、自己存在を再確認し、前向きな気持ちを維持する手助けとなります。このような習慣は、自己成長や目標達成にも良い影響を与えるでしょう。
適度な挑戦が運気向上につながる:池田清彦先生
生物学者の池田清彦先生は、現状に満足せず、「少し困難な道」を選ぶことで、適度なストレスが運気向上につながると述べています。具体例として、キャリアアップを目指す会社員が、安定した現在のポジションに留まらず、新たなプロジェクトへの参加や資格取得に挑戦するケースが挙げられます。これにより、自己成長が促され、新たな人脈やスキルを獲得でき、結果として運気が向上する可能性があります。
また、日常生活においても、例えば通勤時にあえて遠回りの道を選んでみる、普段利用しない交通手段を試してみるなど、小さな挑戦を取り入れることで、新たな発見や刺激を得られます。これらの経験が、柔軟な思考や適応力を養い、運を引き寄せる力を高めると考えられます。
さらに、趣味やスポーツにおいても、これまで興味がなかった分野に挑戦することで、自己の可能性を広げることができます。例えば、未経験の楽器を習い始める、挑戦したことのないスポーツに参加するなど、新たな活動を通じて得られる達成感や充実感が、ポジティブなエネルギーとなり、運気向上に寄与するでしょう。
このように、日常の中であえて「少し困難な道」を選ぶことは、自己成長を促し、運気を高める効果が期待できます。適度なストレスは、個人の成長や新たなチャンスを引き寄せる原動力となるため、現状に満足せず、積極的に新たな挑戦を取り入れることが重要です。
歩行速度と成功の関連性:美有姫先生
美有姫先生は、早歩きの人は年収が高い傾向があり、テキパキと行動することで、周囲から調子が良さそうに見られ、チャンスが増えると指摘しています。具体例として、ドコモ・ヘルスケアが2016年に発表した調査結果があります。この調査では、年収1,000万円以上の人の平均歩行速度は3.13km/hであり、年収400万円以上500万円未満の人の2.69km/hと比較して約16%速いことが示されました。また、年収が高い人ほど早歩きの割合が高い傾向も確認されています。このように、歩行速度と年収には一定の相関があり、日常生活での行動の速さが周囲からの評価やチャンスの増加につながる可能性があります。
ゴミ拾いの効果で運気上昇:大谷翔平選手
大谷翔平選手が実践しているように、ゴミ拾いは運気を上げる行動として注目されています。特に3人以上で行うと、他者へのアピール効果が高まり、善行が運を引き寄せるとされています。
大谷翔平選手の実践例
大谷選手は試合中、一塁へ向かう途中でグラウンドに落ちているゴミを拾い、ポケットに入れる姿が度々目撃されています。この行動は、花巻東高校時代の恩師・佐々木洋監督の「ゴミは人が落とした運。ゴミを拾うことで運を拾うんだ。そして自分自身にツキを呼ぶ。」という教えに基づいています。大谷選手はこの教えを守り続け、メジャーリーグでの活躍を通じて、その効果を実証しているとも言えます。
複数人でのゴミ拾いの効果
ゴミ拾いを3人以上のグループで行うと、周囲からの注目や評価が高まり、社会的な影響力が増します。例えば、地域の清掃活動を友人や家族と一緒に行うことで、他の住民にも良い影響を与え、地域全体の美化意識が高まります。このような善行は、周囲からの信頼や評価を得るだけでなく、自身の運気向上にもつながると考えられています。
日常生活での実践例
日常生活においても、通勤・通学途中や散歩中にゴミを見つけたら拾う習慣を持つことで、自己肯定感が高まり、ポジティブなエネルギーを得られます。また、家族や友人と一緒にゴミ拾いを行うことで、絆が深まり、協力することで達成感を共有できます。これらの行動は、運気を上げるだけでなく、社会全体の環境美化にも貢献します。
願望の公言で夢を実現:坪田信貴先生
教育者の坪田信貴先生は、夢や目標を公言することで、自分を追い込み、実現に近づける効果があると述べています。これは「予言の自己成就」として知られる心理現象です。
スポーツ選手の公言と成果
例えば、あるマラソン選手が「次の大会で自己ベストを更新する」と公言したとします。この宣言により、選手自身は周囲の期待を意識し、練習に一層励むようになります。結果として、実際に自己ベストを更新する可能性が高まります。このように、目標を公言することで、自身の行動や意識が変化し、目標達成に向けた努力が促進されるのです。
学生の進学目標の公言
また、高校生が「第一志望の大学に合格する」と友人や家族に公言することで、日々の勉強に対するモチベーションが向上し、計画的な学習習慣が身につくことがあります。周囲のサポートも得やすくなり、結果として志望校への合格に近づくことができます。
ビジネスにおける目標設定
ビジネスの場面でも、チームリーダーが「今期の売上目標を達成する」とチーム全体に宣言することで、メンバーの意識が高まり、協力して目標に向かう姿勢が強化されます。この共同の意識と努力が、実際の売上向上につながることがあります。
これらの方法は、日常生活に取り入れることで、運気を自らの力で高める手助けとなります。
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